兵庫県尼崎市の地域のリビング・地域の子育て応援応援団。一般社団法人ポノポノプレイス ちびっこステーション ひだまり

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ひだまりコラム 保健師 上杉 敦子

こんにちは。保健師のあっちゃんです。12月に入ってから、一気に冷え込みが厳しくなりましたね。いよいよ冬本番ですね。

みなさん、近年、子どもたちの体温調節能力が下がっていることをご存知ですか? 暑い時期に「熱中症」の事故が増えているのをよく耳にしますよね。これは、子どもたちの自律神経の働きに関係しています。人間には、暑くなると、汗をかいて体温を下げる働きがあります。そして、寒くなれば毛穴をしっかり閉じて熱を逃がさないようにして、筋肉を収縮させて熱をつくり出します。

生後3ヶ月までに「寒い」という体験をさせると、寒い時に体温を上げる機能が発達します。逆に、3歳ぐらいまでにたくさん汗をかくような体験をさせると「能動汗腺」の数が増えるので、汗をたくさんかいて体温を下げる機能が発達し、暑さに強い体になると言われています。

冬でも、長時間薄着のままでいなければ、あまり神経質になり過ぎず、外遊びをさせてあげて下さいね。着脱しやすく重ね着しやすい洋服をなるべく選び、衣服で体温調節をしてあげてください。肌着は体温調節にもなり、汗や汚れも吸い取ってくれますので、シャツの下に着せてあげて下さい。

寒さや暑さの体験をたっぷりさせて、外の気温の変化に強い体づくりをサポートしてあげましょう。子どもは動くものを追いかけるのが好きなので、紙飛行機を作って追いかけっこすると、寒さも忘れて走り回りますよ。

今年も育児相談and離乳食講座にお越しくださり、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
上杉 敦子

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