ひだまりコラム 保健師 上杉敦子
寒さが和らぎ、ちょっと油断しがちな春〜初夏ですが、幼児のこの季節の体調管理のためにも、こまめに子どもの様子をチェックしてあげて下さいね。今回は、ポイントを2つほどまとめておきました。
①【体温を調節してあげる】
幼児は新陳代謝が高いので、動きまわるとすぐ体温が上がります。大人が寒いからといって、厚着をさせると、汗をかいてしまいまい、汗がひくと体温が奪われてしまうので寒くなってしまい、逆に風邪をひくということもあります。日中は暑ければ脱げば薄着になりやすいようにし、春の嵐で雨風が強い日は、薄手の上着やベストなどを持っておいて調整してあげると良いです。あっちゃんの子どもがよく愛用していたのが、UNIQLOのインナーダウン。価格もお手頃、超薄手のダウンで、クルクルっと折り畳めて襟のところについているポーチに入れると手のひらサイズになって、オムツ入れや自分の鞄に入れられます。春先にクーラーの効いている店内で寝てしまったときに掛け物にもできて便利でした。
②【ぜんそくは春にも増える】
これはアレルギーの原因となる花粉やPM2.5だけでなく、カビやダニが影響しています。
春先〜梅雨時期にカビやダニは増えやすいです。湿度を調整してアレルギーの原因となるものをできるだけ排除しましょう。湿度は、高くても低くてもNG。50%が良いと言われています。室内の湿度を調整することで予防ができます。掃除機をこまめにかけたり、布団やカーテンなども掃除するのも対策のひとつです。湿度が高くなると窓に結露ができて、
それにカーテンが付き、カビが増えて布団にも広がるということにもなります。
寒気と湿度調整に気をつけて下さいね。