ひだまり コラム保健師編 上杉敦子
あっちゃん保健師です。
暖冬と言われますが、じわじわと寒さが堪える季節になって来ていますね。
お母さんやお子様のお肌はどうですか？
屋外も乾燥していますが、室内も暖房で乾燥しているので、肌から水分が奪われやすいです。
本来人間は、自然に下から新しい皮膚が出来上がる頃に古い皮膚が自然と剥がれ落ちていきます。それが、乾燥が強かったり、新しい皮膚を作る栄養が不足すると、カサつきやひび割れ、湿疹やアトピー性皮膚炎などの炎症、炎症部位から感染を起こすことで症状は酷くなります。外側からの保湿も大切ですが対処療法なので、本来の人間の持つ皮膚の再生能力やバリア機能を発揮できるように栄養を摂ることを心がけて下さい。
まずは、皮膚の再生の材料になる肉・魚・大豆・卵などのタンパク質を小まめに摂取することが大切です。
スープならば持ち運べて、専用のポットに入れてお昼に食べることも。自分だけでなく家族でも食べられます。嫌いな食材もスープにして煮込んでしまえば、気にならず食べられる可能性はあります。ビタミンBが豊富な卵は、汁物に入れたり、朝食にベーコンなどと一緒に焼くとおかずにもなり、また、ホットケーキやドーナツなどのおやつにもなります。卵をプラスすると栄養価が高くなります。肉にも魚にも相性がいいので、食べやすい調理法で摂取してみてくださいね。
そして、細胞膜の材料にもなる必須脂肪酸もしっかり摂取することが大事です。ラードで炒めた炒飯にしたり、お味噌にバターを少し入れてコクを出したり、サラダを食べれるお子様には、オリーブオイルなどで作ったドレッシングをかけ摂るのがお勧めです。
来月の離乳食講座では、この脂肪の摂り方をお話ししようと思います。気になるママは遊びに来てね。
