“絵本”ってたのしい!” ~ ファーストブック(はじめての絵本)57
大切に育てた赤ちゃんが、“歩く、話す”ことができるようになると、子育てはひと段落
ですが、今度は、自我がめばえて、イヤイヤが始まって…育児の第2章がスタートです。
食事だけでも、好き嫌い、遊び食べなど大変さは数知れず。トイレの自立までは、かなりの時間を要します。我慢と根気が必要で、お世話の仕事は増える一方。けれども、大変だからこそ夫婦で協力して、工夫して、育児&育自を楽しんでください。キュートで思わず笑ってしまうようなやシーンがいっぱいの子育てになること間違いなし。
きっと、親子の大切な思い出にもなりますよ。そんな時期のおすすめは、「うちの子といっしょ!」「あるある!」と共感できる絵本です。
絵本は、育児の大変さを客観視したり、クールダウンしたりするのにも最適です。絵本で笑って楽しんで、大変な時期をやり過ごしましょう。
“おおきくなあれ こぶたちゃん”シリーズ(文/うしろよしあき 絵/とみながゆう 赤ちゃんとママ社)は、『あそぶのだいすきこぶたちゃん』『ごはんよごはんよ こぶたちゃん』『うんちうんちの こぶたちゃん』の3冊。
こぶたちゃんは、ティッシュペーパーを次々出したり、ごはんをイヤイヤしたり。けれども、こぶたちゃんの愛おしさが、我が子と重なってジーンとします。3冊ともラストのシーンで「おおきくなあれ こぶたちゃん」とこぶたちゃんを“ぎゅう!”するパパとママ。とってもステキなファミリーです。
中桐 洋子